EVE OF THE LAIN マブダチロックンロールフェス -Thousand Sound編-

　昨日は、京都発やけど大阪をメインに活動する Lambiris からＤｒ．サクラギ君が来店。　　　　　　　　　今後の活動方法で相談に乗ってほしいとの事。　以前、OSAKA MUSEで偶然ライブを見た事があったので、その時の印象を基に話を組み立てていく。　　　　　　　　　　平日のオールジャンルブッキング、見に来たことのない方は分らんとは思うが、４～６組の出演者が各０～３人くらい呼んでいて、俗に言う ” 床を見てライブをする ” 状態やったりする。　　　　　　　　今や数百・数千人の前でライブをしているバンドも同じ光景を見てきてる。　　　　　　　　『いつかは俺らも！』で我慢しながら ” 床を見てライブをする ” 訳やけど、そりゃー半年も一年も同じ状況なら何らかの切っ掛けが欲しいのも分かる。　　　　　　　　オーディションで優勝して！ＭＶがバズって！なんかも切っ掛けになるけど、狙って反応が出せる訳ではないのでね。　　　　　　　　　　ほんと今のバンドマンって大変！昔に比べて自分の好きな音楽に出会える確率ってメッチャ上がってます。　　　　　　　　　リスナーにとっての入り口、バンドマンにとっての出口が無数にあるので、あらゆる可能性を考えるとやらなきゃいけない事があり過ぎてねー。　　　　　　　　　ＳＮＳ運営にしても、Twitter / TikTok / Instagram / Facebook / Threads / LINE など、サブスクの配信場所も一杯あるし、ＭＶ作って、オーディション・コンテストに応募して・・他にもやる事が一杯！！　　　　　　　　ＳＮＳやYOUTUBEもなかった頃は、楽曲制作・スタジオ練習・ライブ本番の３本柱で上に行けた時代。　　　　　　　　　　バンドメンバー全員で意思統一が出来ていて役割分担ができれば、色んな入り口・出口にアプローチできるが、シンガーやメンバーの少ないバンドだと厳しいよね。　　　　　　　　　　Lambiris もＤｒ．サクラギ君と女性Ｖｏ．Ｇｔ．黒崎灯。の２名なんで大変さは分かる。　　　　　　　　　じゃあ、どうしたらエエんや！？って話ですよね。　そこからの内容は内緒やけど、アーティストに拠って話す方法論が変わってくるので一概に「コレをすれば大丈夫！」って言えないので。　　　　　　　　　　一度ライブを見ていたので、彼らに合いそうなアプローチを幾つか提案できた。　　　　　　　　トライ＆エラーは必要やけど、サクラギ君もワシの話に納得していたようなので、次のライブから試してみてください。

※ ２３年８月２７日＠堺Tick-Tack
「ちょっと噂の音楽祭」
ｗ： Stainedgarage / 娯楽 / Strawberry moon / ヌーディーブランク / お台所キッチン

Lambiris Twitter @__lambiris

　日が明けて、今日は２ｎｄＬＩＮＥで行われている EVE OF THE LAIN の自主企画「マブダチロックンロールフェス -Thousand Sound編- 」を見に行く！　　　　　　　　　　トリ前のポエトリーシンガー Hyuga から見る。　　　　　　　　　　　セカランでは何度もライブを見ているけど、今日は低音がキツくてリリックがよく聞き取れなかったのが残念・・初めて聞く曲やったんでなー。　　　　　　　　　ラストに彼のアンセムソング「セカンドステージ」を演ってたんやけど、ラスサビをお客さんたちにシンガロンさせるも納得いかず、トラックを巻き戻して再度シンガロンさせるも未だ納得せず、またトラックを巻き戻して３度目のシンガロンでエエ感じになったのでフロア最前にお客さんたちを終結させダイヴするも速攻でステージに戻されてしまったので、再びトラックを巻き戻してフロアにダイヴ！ラスサビをシンガロンしながらクラウドサーフしとりました。　　　　　　　　　　年間１５０本以上ライブしているので、時には嫌なバンドマンやムカツク関係者に会ったりもしてると思う。　　　　　　　　個人的に「 THA BLUE HERB / 介錯」のようなスパッと斬る曲を Hyuga 解釈で作って欲しいんやけどなー。　それも音源にはせずに現場だけで聞けるようにして欲しい。

Hyuga HP https://hyugaofficial.ryzm.jp/

　トリ出番の EVE OF THE LAIN は、自主企画って事もあるけどミッチミチ凝縮されたライブやったなー！　　　　　　　　　今日のＰＡさんが作る出音の傾向が低音キツめやったが、彼らのサウンドにはバッチリはまっていてドッシリしてました。　　　　　　　　　中盤に新曲２曲、楽しく暴れられる「 BANG!BANG!BANG! 」～ミドルの聞かせる曲「エンドロール」を持ってきてて、この辺までは勢いもありＶｏ．Ｇｔ．航平君のピッチも安定していた。　　　　　　　　　　さぁ、この中盤以降。ここまでのライブなら声量は落ちないけど、喉の疲弊からピッチが不安定になって強引に歌いきる感じやった。　　　　　　　　　このテンションなら今日もダメそうかなー・・と思っていた次の曲が「ホームタウン」で、楽曲を知ってる方なら分かる通りに大サビの高音域をシャウトしながらハイトーンで歌うんですが、毎度フラットしちゃっててね・・一度も正しいメロディーラインで聞いた事がない。（いつも「またか・・」とガックリしてた）　　　　　　　　アッチャー・・よりによってコノ曲かよー・・一番音域の高い曲やんけ。もう歌われへんのやから一音下げたらエエのに・・。　　　　　　　　それがね！！！初めて、初めて大サビの高音域シャウトを正しいメロディーラインで聞けた！！！マジで『おぉぉぉー！！』とちょっと感動しちゃいました。　　　　　　　　　本人に聞いてないから分らんのやけど、もしボイトレに行ってるんなら相性の良い先生に当たったって事やし、本人の独学で喉の使い方を掴んだんなら、ドサ回りして努力したんやろうしね。　ほんと素直に拍手を送ります！　　　　　　　　　　　さらに驚く事に、本編ラストの代表曲「一寸先の闇を壊せ」でもピッチが安定したままで、力業や気合いに頼らず歌いきってた事！　ＭＣの内容も下手にエモく格好つけに行かず、今の心情を真っすぐ吐露してて良かったですね！　　　　　　　　　　　これ、どうなんやろ？自主企画やったから今日だけ安定してたとか？　　　　　　　　　次にライブを見た時もピッチが安定してたら ” 掴んだ ” って事なんやろうな。　　　　　　　　　今日のライブが「航平君、覚醒の日」やったとしたらエエもん目撃できた！