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オーディションとコンテスト

 先日、某オーディションの結果が発表されて「 おや? 」と思う事があったので、知ってる知識の中から書き記してみる。( 喧嘩を売る訳じゃないですよー )        元々、そのオーディションはTwitter上に応募バンドのMVを上げて「 いいね 」の数を競わせる企画だった。         「 いいね 」の獲得数に関しては選ぶ際の参照にしますってのは謳ってあったが、全出場者に比べトリプルスコアのダントツで1位を獲ったバンドが落選してて、だったら2位か3位が?と思いきや2位も3位も落選してて下位( 15組中の11位と14位 )のバンドが選ばれててね・・だったら「 いいね! 」の獲得数を競わせる意味が何処にあったのか?そもそも順位・優劣を競わせるのってコンテストじゃね?って疑問が沸いてきてね。 
 そもそも「 オーディション と コンテスト の違い 」を分かっていないバンドマンが多くてな。        オーディション ってのは、主宰者側に元々「 どういうアーティストが欲しい! 」ってイメージ像があってね。それに像に沿ったアーティストを主宰者側が審査を経て選ぶって事です。          オーディション で出来レース云々って言われるのは『 元から欲しいイメージ像がある 』って事を分からないとそう思っちゃいますよね。           逆に コンテスト ってのは、音源審査なりライブ審査や投票など第三者の判断によって選ぶって事。 クオリティの高さなのか将来性、ルックス、投票数のみなのかの最終的な判断基準は、コンテスト の趣旨によって変わってくる。         ざっくり言うと、オーディション は ” 発掘や選定 ”が目的で勝敗ではなく選ばれるかどうか?って事で、 コンテスト は ” 優劣を競う ”って事で技量だったり容姿、話題性、票数などを争って順位を決めると言う認識でOKかと。        因みに、コンテスト と コンクール は ” 英語由来とフランス語由来 ”の違いだったりする。
 今回の事に関しては、オーディション じゃなくて 「 最終的に第三者が審査するコンテスト 」だと思うんだよなー。        オーディション とするなら最初から明確にどういうアーティストを求めているのかを示しておくべきだと思うし、経過はともかく最終的な数を競わせる必要性があったのか?と思う。      例として流れを作るなら「 主宰者側で15組選ぶ → ライブ審査 → 主宰者側で優勝者を選ぶ 」でよく、票レースをさせる必要は無いよなぁー。         そして、コンテスト とするなら第三者の詳細( メジャーのディレクター?新人発掘?CDショップバイヤー?お客さんからの投票?など )を先に発表しておくべきだし、経緯と結果は公平に反映・発表して欲しいよね。         例として流れを作るなら「 主催者側で15組選ぶ → 第三者による投票 → 上位チームが決勝進出 《 審査員枠を作るのもあり 》 → 第三者による再投票?ライブ審査? → 順位決定 」でよく、判断基準を明確にし公平に結果を出す!           オーディションでもコンテストでも無い手法なんで「 おや? 」と思った訳で・・。
 そもそも主宰者側にも「 オーディション と コンテスト の違い 」を理解していない場合があってね・・最近の事例だと某メジャーの若手新人発掘さんが 投票型コンテスト の応募用紙を持って来た事があってね。            その方が言うには『 今回は、○○○みたいなバンドが欲しくて! 』な事を言うので、ワシは『 イメージ像ありき?それなら オーディション でしょ?もっと募集要項を絞ってあげないと勘違いして応募するバンドも居るし、投票を促す為に自費でフライヤー作成して時間削って配りに行って・・って努力も無駄にさせちゃうよ! 』と叱った事があってね。           何故、元から入賞させるイメージ像が決まってる オーディション に色んなジャンルのアーティストを応募させるのか?と言えば・・ ” ジャンルのバランスを取る事 ”そうする事で『 この主宰者は色んなジャンルにも造詣が深く僕らにも手を差し伸べてくれるんだ! 』と思わせて応募総数を増やすのと、応募したバンドが売れそうになった際の保険など・・たまにある ” 応募楽曲は当社に帰属します ”ってのは正に保険の事だね。      あとは単純に オーディション自体を盛り上げる為。これに関しては、絞ったジャンルにしちゃうと投票してくれる層も応募してくるアーティストも限られちゃうってのもある。もうちょい言えば、オーディション を盛り上げなくてもピンポイントでイメージ像に合うアーティストが応募してくれれば良いはずなんだけどねー・・そこはまぁ、開催する以上バラエティ豊かにカラーの違うアーティストが候補に残ってて、方々で騒がれて注目されるオーディションにしたいって思惑もあったりしてね・・。
 なので、 オーディション と銘打ってあるものは ” 主宰者側に欲しいイメージ像がある ”ので、自分達のサウンドなり方向性が要綱に沿っているか?の見極めは必要。        でも『 じゃあ応募しない方が良いな! 』ってのも違ってて、そういった欲しいイメージ像の決まっている オーディション でも、ひょんな事から別枠として声が掛かるケースもあるので何とも言えんのが実情だったりする。       主宰者側が、 オーディション と コンテスト の違いを分からずに募集しちゃってる場合はどうしようもないですけど・・。        今回、可哀想だったのは オーディション という主宰者判断で入賞が決まる所を数を競わされて公開された事だよな。         じゃあ コンテスト って名称なら良かったのか?と言うと、主宰者側からすれば コンテスト にしちゃうと欲しいイメージ像じゃないアーティストが1位になっちゃうと困るってのもあったのかなぁ?        別に主宰者に喧嘩を売ってる訳ではないし、入賞したアーティストにも「 選ばれたのですね!おめでとう! 」って事なのでケチをつける訳でもないです。           更に言うと、欲しかったイメージ像では無かったが、主宰者の秘密兵器として水面下で接触がある可能性もあったりするしな。          今後 オーディション や コンテスト に応募するであろうアーティスト達の為に少しでも役立つ判断材料になれば!と思って書きました。         もっと詳しく細かい話をしてもいいんですけど、分かり易い入門編と思ってもらえれば!         オーディション や コンテスト に入賞し易くなるノウハウなんかは応募者ごとに違うので書きませんでした。
 クリスマスですか?毎日が平日なもんで・・「 見放題 」実行委員長の民やんと、あーだこーだで過ごしてました。          彼が言うには「 今、THE ORAL CIGARETTES のライブがヤバイっすよ!貫禄あるし、フロアのほとんどがオーラルファンなんですよ! 」と大絶賛しとった。         うむ、見に行きたいのは山々なんやけどねー・・それほどまでに成長してるんなら見ておきたいなー。

音楽
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