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そのうち鼻歌で・・。

 本日付のYahooのトップニュースに出てたんで、ご存知の方も居ると思いますが、
「ビートルズ生演奏で著作権法違反、スナック経営者逮捕」
 簡単に経緯を説明すると、スナック経営者(73)が自分のお店で、お客さんのリクエストに応じ、ビートルズなど洋楽のカバーをハーモニカで演奏したり、ピアノ奏者に演奏させていたら、JASRAC が「ウチの管理楽曲使ってんなら、金払え!」と再三言ってきたが、支払わなかった為、告訴されちゃいました・・って事だ。
 これってどう思います?      今回のケースでは、まだ請求金額が明らかにされてないですけど、以前にも新潟のJAZZ喫茶に対して同様のケースがあって、その時は十年前まで遡って請求された金額が”552万円”だった。       ちゃんと、ビートルズにお金が払われてる事証明せぇーよ!        他にもダンス教室や福祉施設のBGM使用で訴えたりしてます。        こちらのHPなんかを参考にしてください。
JASRACを考える HP http://blog.livedoor.jp/jasrac1/
※ここから先は、ウダウダなんで読みたい人はどうぞー。


 JASRACの徴収方式(ライブハウス含む、生演奏・BGM放送を行っている店舗)は包括契約が基本で、お店の広さがどれくらいで、どれくらいの席数があるかで、料金が決められています。        同じ広さ、同じ客席で、一方は毎日生演奏・他方はたまのリクエストに応えて生演奏でも、料金は同じで、「ウチは月に2回ほど、生演奏してるだけだ!」は通用しなくて、過去に遡って、何時どの曲を使用したのかを証明しないと駄目なのです。        「そんな証明なんか出来るか!」ってなると、過去に遡って、ずーーーっと演奏で使用してたとみなされ、莫大な請求額が出てくるわけです。      
 で、その徴収されたお金ってのは、お店でも何時・誰の曲を演奏したか把握出来てないので、アーティストに還元されることなく、多少なりともおっさんの飲み代に消えていくわけです。       
 CDが売れなくなり、レコード会社・CD店の売上が激減してる中、JASRACだけが、右肩上がりで利益増やしてます。 
 お年を召されたお爺さんが細々と経営してる喫茶店で、一杯300円前後の珈琲なんかの売上が、月にして10万ちょっと・・、それでも来てくれるお客さんに喜んでもらう為、リクエストに応えて生演奏をする。       ソコに乗り込むJASRAC!「爺ぃ!金払え!」と・・。      百歩譲って、作詞・作曲など本来の権利者に、きちんと分配されてるならまだしも、何処に消えてるか全く分からない・・。        そりゃ、こういう徴収の仕方してたら、右肩あがりやわなー。      コレってアーティストが望んでる事なんだろうか?        
大槻ケンヂのJASRACにまつわる有名話・・、
 大槻ケンヂが自分のエッセイに筋少時代の曲(高円寺心中。もちろん本人作詞)の歌詞を引用したんだけど、製本後いきなりジャスラックが「知的財産権は我々にある。使用料をよこせ」って言って来て、かなり頭に来たけど事を荒立てるのもアレだから素直に支払った。
 その後、印税明細が来るのだが何故かジャスラックからの印税が一円も無い。
 一応、ジャスラックの名目は「中間マージンとして摂取後、アーティストに一部印税を支払う」んだから、オーケンが払った使用料の何%かは還元されなきゃいけないハズなのに1円も還って来ない。
 ジャスラックに「歌詞使用料が振り込まれてるはずだろ?つか、払ったのオレ自身なんだから間違いない」と問い合わせるも「知らない」「わからない」の一点張り。
「一体これまでいくらボラれてるんだろう・・・」てライブで話してた。

 今までに何度も言ってるんですが、アーティストは、おっさんの飲み代の為に曲書いて、ライブやってるわけじゃない!       JASRACという著作権を管理してくれるシステムが必要なのは、十分理解出来るのだが、TV・ラジオ・ライブハウス・カラオケなどなど・・なんで”包括徴収”辞めないんだろ?       しかも、お店の内容考えず、広さ・客数で値段設定って・・。      爺さんが細々と月に数回リクエストに応えて演ってるお店と、バンバンメジャーな曲を演ってるお店の金額設定が一緒とは・・公平性に欠くと言うなら、システム考えろ!       アーティストが、ちゃんとラジオで1曲かけてもらえたんなら、その1曲分アーティストにたとえ数円でも支払えよ!        何!?振り込み手数料の方が高い?ダカラと言って、飲み代に消えていい理由は無いやろ!          ”権利”ばっかり言いやがって!ちゃんと”義務”を果たしてから言え!
 敵対視してる訳じゃなく、こういうJASRACのような権利を管理してくれる所は、アーティストにとって必要だと言っている!        単純に収支と支出、アーティストへの分配金などお金の流れをガラス張りにしろ!きちんとしたシステム作れ!ってだけの話だ。      
 多分、CDからはお金が取れないようになってくると、どんどん色んな所から、取れるだけ取るようになってくるだろう。       その一例が、i-pod への課金で、彼らの言い分としては、「リスナーは好きな曲を、i-pod にコピーするだろう。どの曲をコピーしたかは把握出来んので、i-pod 自体にあらかじめ課金しておこう!」ってことだ!       更に、今まではアーティストのプロモーションの為と言う理由で対象外だったCD店でのBGMや試聴機にも課金しようとしてやがる!       
 その内、道で「フン、フフ~ン・・」と鼻歌で歩いてたら、調査員が来て、「JASRACです!今、鼻歌してましたね!楽曲使用料を・・」ってなりそうだ・・。
 結構、書いたなーと思いますが、まだまだ序の口で”闇の深さ”は凄いものがあるんです・・。       その”闇の深さ”が表立ってニュースで取り上げられないのは、誰かが言っちゃうと次の日大阪湾に浮かんでるからかも・・?って言うか、もし!ウチが閉店してたら、色々勘ぐってください。

音楽
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コメント

  1. より:

    なんか、日本の政治みたいですね。
    JASRACには、やってることとやるべきことが矛盾していないかをよく見直してほしいもんですね。
    鼻歌も歌えない世の中なんて嫌だぁぁ!!
    音楽を愛する人に優しい組織になってほしいですね!

  2. 吉見 より:

    >渦 さん
    各所で議論されてますが、まだまだ語られてる事が、
    表層部分だけで、暗部のドロドロは出てきてないんですよねー。
    癒着・天下り・海外旅行・高額退職金などなど・・・、
    それ全部!アーティストとリスナーからのお金で、
    還元されてないんですよねー。
    話を掘って行くと、音楽出版社やらTV・ラジオのメディアや代理店なんかの
    話もしなくちゃいけないんですよー。
    で、そいつらはライブに来ない!CD買わない!金だけよこせ!な訳ですわ。
    一体どうなるんだろ・・。

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