歌手の槇原敬之が、「銀河鉄道999」のセリフを無断で使用された!と槙原を非難した漫画家松本零士氏に対し、「著作権侵害不存在確認等請求」という盗作の証拠提出を求める訴えを東京地裁に起こしたそうだ。 まぁ要は、槇原側が、松本側に対して、「ワシがパクッた言うんやったら、証拠出さんかい!」と喧嘩売ったと思えばよかろう。
元々、どの部分で泥仕合になってるかと言うと・・、
「 時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない 」(松本零士)
「 夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない 」(槇原敬之)
うーん、微妙・・。 松本側の言い分としては、この台詞は999に無くてはならないものであり、講演などでも言い続けている!なので、槇原側は、何処かでこの台詞を聞いてパクッたに違いない!と言ってて、槇原側は、999の漫画見たこと無いし、パクッたと言われちゃ、アーティストとして心外だ!って事なんでしょう。 こんなもん、証拠なんか出せる訳ないんで、何処かで手打ちかな?
フレーズ的に、同じ言葉が使われてるようだが、パクッたやろ!って言うには、短すぎますねー。 コレで、槇原側がパクッたと認定された日にゃ・・・・・考えられんなー。(僕は、夢にも時間にも裏切られてる気がする・・)
で、この松本零士ですが、著作権の延長問題にも絡んでおりまして、現行の死後50年から70年にしましょう!って案の、賛成意見代表者になってたりします。
賛成者・反対者それぞれの意見があるのですが、賛成者の意見で僕的にどうなの?って思ったのが、「 70年に延ばさないと、妻・子・孫が生活に困る! 」って・・。 なんで、著作者本人の死後に、権利で残った家族の世話をせねばいかんのか!コレって不労収益だよねー。(100歩譲って、共に苦労した 妻 までか?)
死後70年って言ったら、下手すりゃ本人死んだ後ひ孫辺りまで、権利者になるのか!? 本人死んだ後に、その作品を何らかの形で使いたい時は、一体何人に許可とればええんやろ? 賛成派は、一括処理が出来るようにデータ構築する!って言うてるみたいやけど、個人情報保護だったり、身内で揉めたりするから、不可能やと思うけどなー。(本人不在なのにね。)
期限が来るたびに延長されてる ミッキーマウス保護法 なんかも関連すんのかな。
個人的には、出版者などの権利管理会社にお願いする時に、著作者本人が保護期間や範囲を選べるようになればいいのになーと思う。 最大70年でもいいけど、中には「ワシが死んだら、バンバン使うてくれや!」って人も居ると思うし。 後々、揉めんように著作者本人が存命中は、5年ごとに見直しが出来ると尚良し。
大手出版会社の契約書を見た事あって、プロモーションしますよー!って書いてあるが、プロモーションするどころか、ライブ来なくても、面識無くても、何か問題ない限り、ズーットお金入ってくるから、権利ビジネスは止められんってことか!?
ちょっと脱線したが、保護機関を50年か?70年か?バンドマンにも聞いてみたい事柄ではある。
ココに、賛成・反対の両意見が併記されているので、ご参考にどうぞ。
http://thinkcopyright.org/reason
※ 今日、来られてたお客さんとコノ事について、話してたんで、書いちゃいました。 まだ書きたい事あるけど、今日はココまで。
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